入力されるデータのエラーをなるべく防ぐために、データの入力規則を作成して適用します。データの入力規則とは、特定の条件を満たすデータのみセルに入力できるように制限する機能です。
データの入力規則を指定する
- データ-データの入力規則-データの入力規則をクリックします。
- データの入力規則ダイアログボックスの各タブで、データの入力規則の設定と説明メッセージ、エラーメッセージなどを指定します。
- OKボタンをクリックします。
特定の範囲内の値または項目のみ入力できるように条件を設定するか、無効なデータに対するエラーメッセージを指定することで、文書内のデータの正確性と一貫性を保証します。
特定の範囲内の値のみ入力する
特定の範囲内の値のみ入力できるようにデータの入力規則を適用するには、次を実行します。
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入力規則を適用するセルや範囲を選択します。
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データ-データの入力規則-データの入力規則をクリックします。
-
データの入力規則ダイアログボックスの設定タブで整数を選択します。
-
制限方法項目では、指定の範囲内を選択します。
-
最小値入力ボックスに値を入力するか、範囲選択
アイコンをクリックして値が入力されたセルを選択します。
データの入力規則の他の機能も順次利用するために、最小値に「36」と入力します。
-
最大値入力ボックスに値を入力するか、範囲選択
アイコンをクリックして値が入力されたセルを選択します。最大値に「65」と入力します。
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OKボタンをクリックします。
-
データの入力規則が適用された範囲に最小値から最大値の間にある値、またはその間から離れる値を入力して、入力規則が正しく適用されているか確認します。
特定の項目のみ入力する
特定の項目のみ入力できるようにデータの入力規則を適用するには、次を実行します。
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入力規則を適用するセルや範囲を選択します。
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データ-データの入力規則-データの入力規則をクリックします。
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データの入力規則ダイアログボックスの設定タブでリストを選択します。
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空白を無視とリストボックスを表示のチェックボックスをオンにします。
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ソース入力ボックスに「Word, Spreadsheet, Presentation」と入力します。
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OKボタンをクリックします。
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データの入力規則が適用された範囲のセルをクリックします。
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リストボックスの展開
アイコンをクリックした後、リストから「Spreadsheet」を選択します。
データの入力規則の説明メッセージを指定する
選択されたセルに表示する説明メッセージを指定するには、次を実行します。
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入力規則を適用するセルや範囲を選択します。
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データ-データの入力規則-データの入力規則をクリックします。
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データの入力規則ダイアログボックスの説明メッセージタブで、セルが選択されたときにコメントを表示チェックボックスをオンにします。
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セルを選択したときに表示するタイトルとコメントを入力します。
最小値を「36」、最大値を「65」と設定している場合、タイトル入力ボックスに「整数制限」と入力し、コメント入力ボックスには「36から65の整数を入力してください。」と入力します。 -
OKボタンをクリックします。
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データの入力規則が適用されているセルを選択し、入力した説明メッセージが正常に表示されるか確認します。
データの入力規則のエラーメッセージを指定する
データの入力規則のエラーメッセージを指定するには、次を実行します。
- 入力規則を適用するセルや範囲を選択します。
- データ-データの入力規則-データの入力規則をクリックします。
- データの入力規則ダイアログボックスのエラーメッセージタブで、無効なデータが入力されたときにエラーメッセージを表示チェックボックスをオンにします。
- スタイル項目で警告を選択した後、タイトル入力ボックスに「入力規則のエラー」と入力し、メッセージ入力ボックスには「許容されない値が入力されました。」と入力します。
- OKボタンをクリックします。
- データの入力規則が適用されているセルに文字列や最小値と最大値の範囲外の値を入力し、エラーメッセージが正常に表示されるか確認します。
詳細情報
データの入力規則-設定ダイアログボックス
制限対象
項目 |
制限対象 |
---|---|
すべての値 |
数値を決まった値に制限 |
整数 |
数値を決まった値に制限 |
実数 |
数値を決まった値に制限 |
リスト |
事前に定義した項目に制限 |
日付 |
日付を決まった値に制限 |
時刻 |
時刻を決まった値に制限 |
テキストの長さ |
テキストの長さを決まった値に制限 |
カスタム |
ユーザーが定義した値に制限 |
空白を無視
制限対象が「リスト」の場合、各リストをコンマ(,)で区分しますが、このときコンマの間に追加される空白を無視するように設定します。
制限方法
制限する値を入力し、制限方法で指定の範囲内、指定の範囲外、次の値と等しい、次の値と等しくない、指定の値より大きい、指定の値より小さい、以上、以下から一つ選択します。
最小値/最大値
制限対象が「整数、実数、テキストの長さ」の場合に表示されます。制限対象の最小値と最大値が入力されたセル番地を直接入力するか、範囲選択 アイコンをクリックして値が入力されたセルを選択します。
開始日/終了日
制限対象が「日付」の場合に表示されます。制限する期間の開始日と終了日が入力されたセル番地を直接入力するか、範囲選択 アイコンをクリックして値が入力されたセルを選択します。
開始時刻/終了時刻
制限対象が「時刻」の場合に表示されます。制限時刻の開始時刻と終了時刻が入力されたセル番地を直接入力するか、範囲選択 アイコンをクリックして値が入力されたセルを選択します。
リストボックスを表示
制限対象が「リスト」の場合に表示されます。セルを選択すると、リストを開いて確認できるように展開 アイコンが表示されます。
数式
制限対象が「カスタム」の場合に表示されます。数式を使用して許容される値を計算します。
リセットボタン
データの入力規則のために設定したすべての値を消します。
データの入力規則-説明メッセージダイアログボックス
セルが選択されたときにコメントを表示
指定したセルを選択したときに説明メッセージをコメントの形で表示します。
セルが選択されたときに、このコメントを表示
- タイトル
説明メッセージのタイトルを入力します。説明メッセージにタイトルが太字で表示されます。
- コメント
説明メッセージに表示される内容を入力します。選択したセルに関する制限事項を入力します。
リセットボタン
データの入力規則のために設定したすべての値を消します。
データの入力規則-エラーメッセージダイアログボックス
無効なデータが入力されたときにエラーメッセージを表示
無効なデータが入力されたときに、指定したエラーメッセージを画面に表示します。
無効なデータが入力されたときに表示するエラーメッセージ
- スタイル
エラーメッセージの種類を選択します。選択するエラーメッセージのスタイルによって、メッセージボックスに表示されるアイコンが変わります。
-
項目
制限対象
停止
無効なデータを入力すると、入力できないように制限します。
警告
無効なデータを入力することができ、警告メッセージのみ表示されます。
情報
無効なデータを入力することができ、通知メッセージのみ表示されます。
-
タイトル
エラーメッセージボックスのタイトルを入力します。
-
メッセージ
エラーメッセージボックスに表示するメッセージを入力します。
リセットボタン
データの入力規則のために設定したすべての値を消します。